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行間の読みすぎ ++++++++

2010/03/08 00:26

 先日、三浦しをんさんの『月魚』を読みました。
 瀬名垣のことを名前で呼ばないと言われる真志喜さんですが、時には下の名で呼ぶときもあるというこのやりとりは!とか、障子を閉めたあと何かあったんですか!?と思う余韻とか。なんという思わせぶりでしょうか……。
 ところどころで匂わせられる秘めごとめいた香り、月の光と池の微かな水音などが立ち上って密かに漂ってくるような世界です。まさしく「行間を読む」という感覚が味わえる作品だと思いました。あさのあつこさんの解説がまたいい! あさのさんの解説からもエロスが漂ってくる気がし、あ、やはりこう捉えていいということかな?という思いを強くしました。

 しかし、三浦さんはエッセイでBL好きと公言されていますが、あさのさんは、『バッテリー』シリーズや『No.6』でほのかに感じられる気配を「この方は意図してこの雰囲気を醸し出しているのだろうか?」と常々どうなんだろう?と思っておりましたが、あさのさんもある程度意図してされているということでしょうか……。『ありふれた風景画』だとばっちりGLで、キュンと致しましたが。

 私は、BLだ!GLだ!とがっつり作りこまれた世界より、行間を読んで妄想を楽しめる作品の方が好きです。普通の作品としても十分楽しいけれど、妄想するとさらに楽しい作品が好きというか。まあもちろん、がっつり作りこまれた作品も好きなんですが。

 漱石の『こころ』を読んだ折も、先生はKのことが好きだと思いました。図書館で、静かにしないといけないからとKが先生に顔を寄せてくるんですが、先生はすごくドキリとかしちゃうんですもの。太宰の『惜別』も、主人公と魯迅、そして世話焼きの同級生の関係をかなりイイ!と密かに楽しみました。藤野先生の優しさには涙しましたが。あとは『駆込み訴え』や『右大臣実朝』なども、ユダや公暁の嫉妬とか憎しみが切ないというか。愛されなかった哀しみです。
 『武士道シックスティーン』シリーズでも、『セブンティーン』『エイティーン』と読み進めるうちに、「香織⇔早苗⇔レナ」の関係がいいな!と思い、レナが「あんたをあっちには帰さんよ」とか、「早苗は(香織の)応援をしていいけん」と言う台詞にかなり激しく悶えました。
 
 世に妄想の種は尽きまじ。というか妄想しすぎて済みませんという感じです……
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Comment
満吉さま

ご無沙汰しております。
さて、ふっふっふっふっふ。
お読みになられたんですね、『月魚』。
そう、まさに行間を読む為にあるような作品ですよね!
強引に読ませた友人には開口一番「腐りかけのトマトがエロ過ぎる」という貴重な意見をいただきました(笑)。

私もBL好きだと思われている節があるのですが、実際はほとんど読んでおりません。
そうではない作品の中にそーゆー要素を見つけるのを無上の喜びとしているのです。

それにしても、解説にあさのあつこさんを持って来るあたり、さすがですよね。
私は『NO.6』を読む時、かなり平常心を試されている気分になります。
「どーして、そこで●●●の腰に手を回すんだっ?!▲▲▲」とか「何でそこで嬉しそうに笑うんだ?!●●●」とか。
要らん事ばかり気になって、本編の筋を忘れそうになったりもします。
ああ、これがジュブナイル小説を読む者の態度であろうか?と随分自分が非常識な人間に思える瞬間でもあります。

そうそう、とある課題で『駆込み訴え』を読んだ時も、「どーなんだよ、太宰治……」と絶句してしまい、その後の自分の意見を纏められなかった覚えがあります。

こんなだから、「腐りかけのトマトがエロ過ぎ」発言をした友人にまで「紀州さんはヲタクではないが、最も腐女子的だ」と評されてしまうのでしょう……。

少しばかりテンションが上がっているので、長々とコメントを書いてしまいました。
この辺で終わらせておかないと、止まらないので、この辺で。

失礼致しました。
【2010/03/15 00:08】 URL | 紀州@ヤロースキー [ 編集] | top▲


ごきげんよう、紀州さま!

度々、激しく偏った私の雑記にお付き合いいただいて誠にありがとうございます(平伏)。

ああ、腐りかけのトマト! 「禁断の果実」ですねぇ……。甘美と青臭さが入り混じった、ドロリとした味わいっぽい感じがします。清濁併せ呑むみたいな。エロいですよね~。

>そうではない作品の中にそーゆー要素を見つけるのを無上の喜びとしているのです。

紀州さま、潔いお言葉をありがとうございます。私もそういうの大好きです! そして一人でついニヤニヤしてしまうちょっとイカン読者です。

『No.6』、私も時折、「えー何、この展開!?」、どこまでイチャイチャするのか!とか気を揉んでおります(笑)。私も純粋に楽しんでいる人と比べると、かなり別のところで引っかかっております……。ちなみに映像イメージは杉浦志保さん的な二人の姿が思い浮かびます。

太宰の『駆込み訴え』もすごいですよねえ。あれを読むと、やっぱ憎しみは愛の一つの形かなあと思わされます。

紀州さまには以前から、高○薫の加○合○やら、BJ的スラ○ダンクやら教えて頂いて大変お世話になっておりますが、今度またいつかの機会にお薦めを教えてくださると嬉しいです。

いつも楽しいコメントをありがとうございます!
【2010/03/17 00:52】 URL | 満吉 [ 編集] | top▲




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